2013年06月19日

犬と向き合う人

忙しさにかまけてブログの更新を怠けてしまってました。
なんだか時間に追われる日々は続き、今は明日愛護センターでおこなう教室の資料作りをしていたりする。
相変わらずギリギリにならないと本腰入れて仕事ができません。悪い癖ですね。

問題犬のためのしつけ方教室。結構長いこと携わらせてもらっている。どんなことをお伝えしようかと試行錯誤しながら毎回アレンジをしていっているけど、結局一番伝えたいことは変わらないな。

DSC05099.JPG

犬は飼い主が変われば、変わっていくということ。
そのためには犬のことをよく知らないといけないし、変わるという確かな実感を持ちモチベーションを持って頂かなきゃいけない。常に一貫性と継続性がトレーニングには必要だから。

問題行動を解決するに当たって、まず確認しなければいけないのはその犬の心身が共に健康であるかということ。
問題行動に関連するような病気になっていないか、しっかり健康状態を知っておくこと。それと共に犬の精神面で欲求が十分満たされていることも問題行動の解決には重要になってきます。
分かりやすいのは散歩。その犬に合った運動量が十分に確保されているか。よく家でのイタズラや夜鳴きなどを相談されることがあるけど、そういった問題は欲求不満から起こる可能性をまず疑う。
外に行き、色々な景色や物に触れ合い、しっかりと臭い嗅ぎもして長い時間を歩く。それができている犬は精神面が健全だと自分は思う。

まずはそういう心身の健康面を確保するのはトレーニングにおける土台のようなもの。
その上で初めてトレーニングをしていける。

行動を変えていくため、トレーニングをするには基本的にABC分析(三項随伴性)を読み取って、それを修正していく。
随伴性とは、先行刺激(A)→行動(B)→結果(C)という流れのことをいう。例えば、
・飼い主が帰宅する(A)→犬が飼い主に飛びつく(B)→飼い主が犬をなでる(C)
犬からすれば自分が飛びつくことで飼い主が触ってくれる、だからまた飛びつくという行動をする。
そういう「学習」をする。

もし飛びつく行動を減らすなら
・飼い主が帰宅する(A)→犬が飼い主に飛びつく(B)→飼い主は犬を触らない(C)
・飼い主が犬を触っていない(A)→犬が飼い主の前で座る(B)→飼い主が犬を触る(C)
犬としては飛びついても良い結果は現れず、代わりに座れば飼い主が触ってくれる。これが続けば座るという行動を優先しておこなうようになる。

このように問題行動を解決するためには行動が起こった前後を読み解く。そういう行動の見方をお伝えするのも飼い主の接し方が変わるためには必要だと思う。

ただ実際は全ての問題が教科書的に解決していくことはない。どれだけ接し方を変えても、飼い主が日々継続してトレーニングを続けても、なかなか良い結果にたどり着けないときがある。機械じゃない生き物が相手だから、思い通りにすべてはいかない。
それでも解決を諦めず、苦労を重ねながらも犬と向き合っている方々と出会えた。これは自分自身にとって本当に貴重な財産だなって最近身に染みて感じる。そういう方々の努力が実るように力になりたい。
そして犬の教育にしっかりと向き合える、そんな人達がもっと増えていくように思いを伝えていければ。

ブログを書きつつ気付けば日にちが変わってしまいました。資料作りはやはりギリギリ・・・。
さぁ本日の教室も気合入れて頑張らないとっ!

posted by 安田和弘 at 01:07| Comment(0) | ドッグトレーニング
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