2011年12月01日

思い込み注意

秋もトレーナーの卵を育てる専門学校へ行っています。
そこで授業中、生徒が他の生徒に対して、「○○さんって中二病みたい」ってしゃべっていた。前からたまに聞いたことがあったけど意味はよく知らない。気になったので調べてみると、思春期の子供にありがちな現実離れした思い込みを抱く人のことを言う、ネットの世界で作られた造語らしいです(実際なんだか調べてもよく分かりませんでしたが…)。生徒によると、この言葉を使うときは、大きな勘違いをしている人、思い込みが激しいような人のことに対して言い、あまり良い意味では言わないそうな。

そんな中二病とは違いますが、思い込みって、犬の世界でも問題になるときがあります。

人間以外の動物は言語によるコミュニケーションはしない。もちろん家族として暮らすようになった犬という動物も。そこで人間は犬の行動をよ〜く観察して、今この犬はどういった事を考えているのか、なにをしたいのかを推測し、判断します。それは動物行動学者はもちろん、トレーナー、犬と暮らす飼い主さんも一緒です。
その犬の気持ちを翻訳するときに擬人化というフィルターが強くかかると・・・犬本来の気持ちとズレてしまうことがあります。しかしそれに気づかないと人は犬の気持ちを思い込み、間違った判断をしてしまう。

知っている人は多い有名な例え話ですが、

飼い主が留守番から帰ってくると部屋中にイタズラの痕跡がありました。カーテンはボロボロに、机の上に置いてあったノートはビリビリに破け、ゴミ箱はひっくり返っています。犬は机の下でうずくまり、こちらを見ながら震えています。
どうやらイタズラしたことに「反省」しているよう。でもイタズラは今日が初めてではなく今まで何度もされています。なんで「反省」しているのにイタズラを止めないの!!


この犬は本当に反省しているのでしょうか?反省はしているのにまた問題を繰り返すとしたら、この犬はかなり性悪ということになってしまいます。

イタズラをしていたのは留守番中のことで、もう過ぎたこと。イタズラとは関係なく、怖い顔をしている飼い主には怒られる事を学んで、怖くて震えながら隠れている。イタズラは相変わらず楽しいからまたやりたい。
過ぎたことを言っても犬には伝わっていない。自分はこんな風に推測します。


人間と犬とは違う動物なんだから、無理に人の思考を押し付けずに犬という動物のことを知ってあげたいですね。ただトレーナーだって、学者だって、あくまで色々と勉強して動物の気持ちを推測しているに過ぎません。
結局、これが絶対に正しいなんてのは誰にも分からない。
間違った思い込みをして犬に中二病と言われないように、自分も含め人はもっと犬の勉強をしなければいけませんね。


posted by 安田和弘 at 19:54| Comment(2) | ドッグトレーニング
この記事へのコメント
島田さんの熱烈な信頼があるトレーナーを紹介する。との事で今に至る私ですが、ブログを拝見し納得します。シュナと幸せに暮らす為に、頑張りたいと思います。多々、ご迷惑をお掛けすると思います(涙)何卒、宜しくお願い致します!渡邊
Posted by 渡邊 at 2011年12月03日 20:50
渡邊さん

コメントありがとうございます。こちらこそ宜しくお願いします。
個性と向き合って上手に育てていけるよう自分も頑張りますね!
Posted by yasuda at 2011年12月04日 12:30
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