2017年12月30日

昔言われていた教えを現代語に訳してみる。完

昔言われていたしつけ方を振り返って考えてみようぜブログもラストです。

Gホールドスチール、仰向けといった服従姿勢をさせよ

これが今回のブログテーマで一番言いたかったこと。
かなり流行ったしつけ方法です。まぁ今でもやってる推奨しているトレーナーや行政もありますが。

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これがホールドスチール。
※ヤラセ写真です(笑)


自分が思うに間違ってはいない(この曖昧さが厄介)
やったところで意味をなさない犬や、やらない方が良い気質の犬が多いというのが問題。というよりどっちかに当てはまることのが多く、やっても最初から受け入れちゃってお利口さんねで終わるケースと、過敏になって暴れてしまうケース。そして後者の場合は暴れたら自由になることを教えてしまうといけないから暴れても決して止めない、人には力では敵わないと教えてしまおう!というもの。仰向けにさせて拘束するのも同様の理由。

この方法をネットなり教室なりで学んだ飼い主さんは頑張って実践するわけだけど、
暴れて咬む犬に怯まず咬まれず抑え続けるには相応のテクニックとフィジカルが必要。どうにかやりきったとしても印象が悪い形で終わっていたら、また次やろうとしたときに犬は警戒するようになる。その悪循環の中頑張って続ける結果は人がやろうとすることを疑う、嫌がる犬になってしまうというわけで。

こういった拘束法はツールボックスとしてトレーナーが知っておく分には良いけれど、広く推奨されるべき方法ではない。やってみたら前より凶暴になった、関係が悪化したなんて事はあってはいけない。
大事なのはやり方自体が正しい正しくないではなく、犬と人を見て適切かどうかを判断し最適な方法を提案することだと思う。
どうかテレビやネットなどで紹介される情報を鵜呑みにしないでほしい。

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犬との上下関係がどうだの服従がどうだのという話は嫌いだ。
犬は物をかじりたいときに噛み、鳴きたいときには鳴く。
行きたいところへは行くし、嫌なときは逃げる。
これらは本来、犬の自由であって当然の権利。

でもそれじゃあ人との暮らしはやってけない訳だから、人は犬にたくさんのルールを作る。
それは人の勝手な都合。そんな都合に付き合ってもらうのだから、人がリーダーだの上だので威張ってなんでも従え納得しろでは横暴すぎる。犬には人のルールに協力するなんらかのメリット、「得」があるのは当然だろう。
ときにはどうしてもしてほしくない事は「損」と教えなければいけないこともある。でもそれも「損」だけでは終わらせず、なんらか別の「得」があることを教えるのがトレーニングでは大切。そういった心理的な駆け引きこそがコミュニケーションだと自分は思う。これは友人だろうが夫婦関係だろうが根本は同じだろう。

だからそんなコミュニケーションを上下、服従といった言葉で濁すのは嫌いだ。

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今年もトレーナーとして多くの飼い主さんと犬たちに関わりました。
難しい相談もたくさんあった。やっぱり攻撃性の相談は大変…。大変だがやりがいを感じる。
人だけを見ても犬だけを見ても仕方がない。人と犬で一つの個性だから。
トレーニングの方法は個性に合わせてやり方はそれぞれ違ってくる。
ときにはなかなか進展させられなくて、トレーナーのあがきに信じて付き合ってくれた飼い主さん、なにより犬たちに感謝です。解決策は必ずあると。人にとっても犬にとっても得と思える解決策がどんな問題にもきっとあると。そう信じて来年もトレーニングに向き合っていきたい。

来年はお店でおこなっているポジティブバディもよりパワーアップできるように計画中。このポジティブバディはパピーからトレーニングを続けている方にも、問題行動で悩んでいる方にも同様に打ち込めるように作りました。必要なのは犬に向き合う気持ちだけです。
トレーニングを通じて犬との暮らしがより楽しく、素晴らしいコミュニケーションツールになってくれたら嬉しい。

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なんだかまとまりない内容になってしまい申し訳ありません。
皆さん良いお年をお迎えください。
来年またお会いできるのを、そして新たな出会いをinthedogは楽しみにしてます。

posted by 安田和弘 at 21:50| Comment(0) | ドッグトレーニング
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