2017年02月20日

犬に話かけないDay その1

ドッグトレーニングには本当に様々な方法があります。十人十色。その犬、それぞれの個性に合ったトレーニングを。いつも言っていることですね。
というわけで今回のブログの内容が当てはまるかどうかは個々によりけりなのは予めご了承くださいませ。

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ここ最近「犬に話しかけないで過ごしてみて」ってお話をよくしている気がする。
このアドバイスが当てはまる方というのは、

・普段呼んでもなかなか犬が来てくれない。
・犬に指示をかけているのに全然聞いてくれない。
・飼い主への依存度が高くなってきている気がする。
・自分自身、犬に話しかけ過ぎていると自覚がある。

上記に当てはまるかなっていう方は試してみても良いかもしれません。

「犬に話しかけないDay」のルールは単純。
犬に話しかけないけど、日常通りの過ごし方はする。散歩、ご飯、グルーミング、遊び、トレーニング等、全て通常通りに犬におこなう。話しかけない=犬を無視して過ごすという事ではないのでお間違えなく。
話しかけない事の利点、実は一回のブログに書ききれないほどあるんです。

まずはコミュニケーションの面。
もともと犬は言語コミュニケーションはしない。
身体の仕草で会話をするボディランゲージが主体。それは相手に来てほしくないとき、一人になりたいとき、遊びたいとき、甘えたいとき、それら全てを身体で表現している。
でも家の中で犬と暮らしていると、つい言えば通じるような感覚を覚えてしまう人は多い。

もちろん言葉の意味を犬は学習できる。散歩に行く前に「お散歩行こっか?」と毎日話しかけていれば、その言葉を聞くだけで大喜びするようになる。
でも全ての言葉を理解しているか?と言えばそれはないだろう。

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言葉のないコミュニケーションをしてみると、場合によって言葉をこちらの意図とは違った形で犬が学習してしまっているかを判断できる。
例えば、犬がお気に入りのオモチャで遊んでいるときに飼い主に「そのおもちゃ楽しそうだねー!ねぇこっちに持って来て一緒に遊ぼうよ〜」などと話しかけられると、犬は「この人はじわじわと近づいてきてオモチャを取り上げようとしてるんじゃないか?!気を付けないと」と逆に飼い主を疑っているのかも。

犬は犬だから。人間の物差しで測ることは間違いだと思う。逆に犬からしたら「ちゃんと犬語分かってるの?この前からベッドで休んでいるときは来てほしくないって言ってるじゃん!」とボディランゲージでこちらに伝えようとしているのかも。人間の言葉を伝える時間があるなら、まず人間が犬語を覚える方が絶対早い。

日常で犬に来てほしいとき、逆に来てほしくないとき、それを伝えるにはどのように自分が振る舞えば良いのか?目線、身体の動き、表情、それら全てを駆使して相手に伝える。
それこそがボディランゲージであり犬が視る世界だから。

要するに、
伝わっているかどうかよく分からない「言葉」という情報を一旦外してみると、今まで気付かなかった発見があるのでは?犬の感情をより理解することが「犬に話しかけないDay」の目的。

そしてトレーニングや問題行動の改善においても話しかけない事の利点は大きい。
また次回に続きます!

posted by 安田和弘 at 20:28| Comment(0) | ドッグトレーニング
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