2016年06月28日

10周年。トレーニングのこと。

ブログの更新、随分と空いてしまいましたが・・・。10周年シリーズの最終回です。
今回は10年という月日を振り返ってドッグトレーニングのことを綴ります。

10年の間にトレーニングの世界はどのような変化が起こったのでしょうか。
犬には教育が必要っていう常識は10年前を思えば少しは浸透してきたかなと感じます。全体を見ればまだトレーニングに通う飼い主さんは僅かだけれど。それでも年々増えてきている、はず。
以前は大多数の人が犬のしつけなんて簡単って常識で、飼い犬に手を噛まれるなんてただのことわざ。ペットショップに行けば、しつけなんて簡単で苦労しませんよー!の一点張り。
あれ?こうやって書いていると10年前からあまり変わってないか?!いやいやそれでも、そう思わない方の割合は若干変わったと思うんです。
それはきっと犬を迎える前の予備知識としてなんらか耳にする機会が増えてきているからだと思う。
愛護センターでもトレーニングに関する普及啓発は強化されてきたし、大手のペットショップはパピートレーニングという事業に関心を持つようになった。獣医師も以前よりもトレーニングについて理解を示す方も増えています。

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それとトレーニングの形も変わってきた。以前はプロに頼んでしつけと言えば訓練所に預ける、みたいな他人任せだったけど、それじゃあ飼い主自身と犬との間には良い関係は築けないって話は広まり、飼い主自身がトレーニングを学びに行くという形が確立されてきています。

あとは中身。これがブログのメインテーマでもあるけれど。
リーダー論の話を否定するトレーナーが増加。いわゆる陽性強化の普及。
犬は人との間で序列を築くため厳しく育てて飼い主の方が上の存在だと教えなければいけない。これが犬のしつけ方の一般常識だったのが今は昔の話になりつつある。
今、犬に必要な教育と言えば、社会化、人を疑わないような馴致トレーニング、負の感情を広げないセルフコントロールなど。あとは飼い主自身が間違った育て方をしないように飼い主自身が犬の学習を学ぶこと。
それに伴って罰的なしつけ方が否定されるようになった。
10年前からも陽性強化のトレーニングは推奨されていたけれど、この10年でそれの裏付けが強まったし、トレーニングの形態が預かりから通いになってきたことで飼い主自身ができる方法として罰は不適切となったのが普及の理由だと思う。

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ブログでもたまに書いているけど、自分は別に罰の使用は否定しない。でも昔のしつけ方で用いられる罰の使用方法の殆どは本当に無利益で理不尽だったと思う。だから今の罰を否定する流れは非常に良い事だと思っている。

inthedogのトレーニングも先代から引き継いだことで変わったことはたくさんある。
犬に対する考え方。トレーニングのなかで重きを置くこと。それらはやはり違う部分もきっとあって、提案する方法や説明もそれだけ変わっている。
ただ、抱く信念は変わらずに。人と犬とがより良い暮らしを築いていけるように。そしてお互いのQOLを守っていけるよう力になりたい。それは変わらずここまで続けて来れたと思っています。

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10年という節目を迎え、inthedogは新しいトレーニングのカタチを来月よりスタートしていきます。
ドッグトレーニングに対してより魅力を感じてもらえるように。努力が目に見える形で分かるように。
そして犬との暮らしがより楽しく輝くようにと、仲間たちと考えたこと。
最初は手探りなスタートで参加される皆さんには色々ご迷惑もおかけしてしまうかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします。
今後の続報にご期待下さい!


posted by 安田和弘 at 20:11| Comment(0) | inthedog
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