2016年01月26日

たくましい犬

今年は暖冬と言っていたのに、まさかの極寒が続きましたね。おかげでビーとは雪遊びできたので個人的には嬉しい限り。
なかには寒くて歩かなくなる、なんて話もちらほら。あれあれ?犬ってそんなに寒さに弱かった?ってなんだかその都度思ってしまいますが。

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小型犬の飼育率が増えるにつれて、犬の暮らしでの立ち位置は変わってきた。外ではなく中へ。玄関よりリビングへ。閉じ込めるのではなくフリーに。どんどん犬の家族としての権利は高まってきているように思う。
それは軟弱になっていくこと?いやいやそんな事はない。犬としての当然の権利だろう。
でも「たくましい犬」はひょっとしたら減ってきてしまっているのかもしれない。

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たくましい犬というとイメージ的にはどう思われるか。かわいいよりカッコいい感じ?でも犬はやっぱり可愛い。当然自分の犬ならなおさら可愛いと感じる。自分が思う犬のたくましさとは、暮らしで起こるストレスを受け止められるメンタリティだと思う。

犬は暮らしのなかで様々な葛藤、ストレスに直面する。空腹、退屈、寂しさ、不快感などなど。
どれだけ犬のためにと生活をしていても、留守番をさせなければならない、犬を横目に家事や仕事といった作業をすることもある、お腹が減っても(ビーなんて食後でもきっと空腹)いつでも食べられるようなこともない。時には散歩中に工事の音がうるさかったり、部屋が少し寒いと感じるときもあるだろう。

じゃあ、これら一つ一つの出来事を可哀想と思い、全て飼い主が解決させていたら?その犬の幸福感は上がるのだろうか。
犬に寂しい思いをさせないように、留守には常に家族や親せき、時にシッターを雇う。仕事を変え、在宅時はずっと犬を構ってあげる。お腹が減らないように、いつでもご飯が食べられるようフードは常に山盛りに。外の騒音が聞こえないようにいつも窓は開けず、外が寒かったり怖いのなら散歩も止める・・・。

そんな暮らしの犬がいたら、その犬は確かに幸せなのかもしれない。けれどその犬はストレスと向き合うことも知らないから、些細なストレスにも敏感に反応し辛い思いをするのではなかろうか。もちろん、そんなときはまた飼い主がストレスを根本から無くせば良いのだろうけど。

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きっと多くの家庭が犬に暮らしの全てを捧ぐようなことはできない。だったら自分の暮らしで犬に最低限かかってしまうストレスには馴れてもらうしかない。
セルフコントロール、自己の意思で感情や欲望を抑制すること。この言葉はドッグトレーニングの世界でも度々用いられる。ストレスに馴らすためには、ストレスを避けるのではなく少しずつでも乗り越えられるようにガイドしていく。自分はそういう考えの育て方が好き。

犬の幸福を比較することはできない、する必要もないと思う。よそはよそ。うちはうち。
自分たちが出来る限りに、犬が幸福感を得られるように暮らし方を工夫し、そしてストレスを乗り越えられる「たくましさ」を教えてあげることが大事なんじゃないだろうか。
言うだけあってかビーは随分とたくましく育ってくれたけど・・・それに甘えず、毎日がもっともっと楽しいと思えるような暮らしを築いてあげなきゃいけませんね。



posted by 安田和弘 at 19:11| Comment(0) | ドッグトレーニング
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