2015年07月10日

どこでも同じ行動ができる

6/29と7/4の二回におこなった飼い主向け勉強会。
テーマは「行動がいつでもどこでもできるように、知らなきゃいけないこと」
今回は参加者同士知り合いが多く、自分が仔犬の頃から知っている方達ばかりだったため非常にアットホームな勉強会となりました。
前半には学習の4段階。
後半には安定して行動させるにはかかせないモチベーションについてお話させていただきました。

DSC07018.JPG

今回のテーマ、簡単そうで本当に難しい。家の中なら、ご飯の前なら、特定の状況でしか教えた行動ができない犬は本当に多い。それを散歩中や気が散る環境でもできるようにさせるためには、犬に分かりやすく伝えられるハンドリングスキル。学習を円滑に進められる知識、それと犬の集中力ややる気を維持させるモチベーション。それら一つ一つが満たされていなければいけない。

犬という動物は人間よりも本能的。犬種によっては特にその本能的な行動に悩まされることは多い。
狩猟本能によって動物を追いかけたくなったり、探索欲求が高まって臭い取りに固執したり、自宅内でも縄張り意識によって制御できなくなることも。
そんなときこそ普段通り行動してほしいと飼い主は思うもの。だけど本能から起こす行動のモチベーションは凄まじい。だから通常のオヤツなど目にも止まらなくなってしまう。

ここぞとばかり意地になっても成果を上げることは難しいから。パピートレーニングの頃より本能よりも理性的な判断ができるように育てること。モチベーション(ご褒美)となる対象をできる限り増やしておくこと。
あとはスモールステップで、難しい状況下でいきなり練習するのではなく、少しずつ成功を積み重ねられる環境設定をすること。説明すればするほどなかなかお手軽にできる話じゃないなと思う。

DSC07087.JPG

どこでも安定して行動ができること。少し大げさだけど、自分にとってそれは飼い主と犬との関わり方が体現されたことだと思う。犬がどれだけ飼い主という存在に期待しているのか、結局それが一番大事。
飼い主の呼びかけ(指示)に反応すればいつもワクワクできるような嬉しいことが起こる。そのワクワクの中には食べ物だけでなく、遊びや運動、本能を刺激するものも含まれている。そういう期待感のある存在。

遊びを奪う。臭い取りを奪う。自由を奪う。そんなことばかりの飼い主はツマラナイ。もちろん暮らしのなかでは奪うしかないときもあるけれど…。そんなときは、今している自分の行動が犬のなにかを奪っているなと気付くことができればそのときのフォローもきっとできてくるはず。
犬にとって飼い主は奪う存在じゃなくて与える存在でいなきゃいけない。あくまで犬の好き放題に得られているということではなく、飼い主から与えられるというところがミソ。
モチベーションを高め、犬が日々ワクワクできるトレーニングを、暮らしをしてあげてほしいと思います。


posted by 安田和弘 at 19:30| Comment(2) | ドッグトレーニング
この記事へのコメント
今回の勉強会で気付いた事は、解っているつもりだったのに自分の子の好きな事や嫌な事がスラスラと言えない事でした。見ている様で見ていないのかもしれませんね。In the dogでは楽しそうにやっていたのに、家に帰ると全くしてくれなかったり。。。下矢印2️まだまだだなぁ〜と反省しております。
Posted by くぅ~猟犬ママ at 2015年07月16日 21:54
くぅ〜ママさん
なかなか自分の口に出してみるとハッキリ言えないことは多いですが、いつでも言えるということはそれだけ犬の行動が把握できているということなのだと思います。
参加される皆様、犬への意識が高く喋っている自分も刺激的でした。ありがとうございます。
Posted by yasuda at 2015年07月18日 19:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: