2016年05月28日

10周年。お店のこと。

自分が先代から店を引き継いではや6年を迎えました。
はじめて自分が店に行ったときの緊張感が今となってはなんとも懐かしい。その店を自分が続けていると思うと感慨深いもの。
先代にお店は10年続いたら一人前。みたいなことを継ぐ前に言われたのをよく覚えています。いよいよ一つの目標としていた10年という節目を迎えるってわけです。

intheDog_002.jpg

さて今回のブログはお店についてのお話です。
inthedogのようなドッグトレーニングを中心としていて物販のお店を構えるという形態は正直珍しいと思う。
自分が知っている限り、トレーニング中心の場合はだいたいが預かり訓練やデイケア事業に特化させる。物販をやっている場合にはトレーニング自体は副業サービス扱いという位置付けにしている所が多い。
今から10年前なんてもっと珍しかったのではないだろうか。

10年の間には(自分は6年だけど)たくさんの方がお店を訪れ、それだけ色々なドラマがあった。それは本当に笑いあり、涙あり・・・。

DSC08192.JPG

日々お店には色々な目的を持ったお客さんたちが足を運ぶ。
トレーニング中にも買い物にみえるお客さんがいたり。最初は買い物にみえていたお客さんがトレーニングに関心を持って参加されるようになったり。初めてパピーを迎え、色々困っているお客さんに常連の方が優しくアドバイスをしていたり。そうした交わりのなかでお客さん同士が親しくなって友情が芽生えていったり。日々、人と人、犬と犬達が繋がりあっている。
そんな独特の雰囲気から入りにくいお店と思われがち・・・。ですが!今となってはその点は若干開き直っています(笑)

こんなお店ですが、いつも支えて下さるお客様に心より感謝します!
本当にいつもありがとうございます。

DSC04257.JPG

トレーナーとして?いやあえてお店として思うことがある。
常に正しい常識を発信できる存在でありたいと。
それはドッグトレーニングに限ったことではなく。例えば知らない犬をいきなり触ろうとしてはいけない、リードは公共の場で離してはいけない、そんなマナーのような事でも。
動物という存在を正しく伝え、訪れる方たちの意識を高められるようなメッセージ性のある店でありたいと思う。
それが人と犬がより気持ち良く共生していける社会を築いていくための、ひとつの貢献の仕方だと思っている。なんだか言葉にするとおこがましいですけど。

そして常に誰かに必要とされるような店であり続けたい。
もし今から更に10年くらい先でもinthedogが続いていたら・・・、そのとき店にみえるお客さんは今とは少し変わっているのかな。ひょっとしたらスタッフが、はたまたトレーナーが変わっているかもしれない。
そうなっていたとしても、その時代も犬と暮らす人たちに必要とされるお店であってほしいと願う。

だから今は自分たちがinthedogらしさを守っていかないといけないなと思います。
そんなわけで、これからもどこか一本筋の通った、信念のある店でいられるよう、スタッフ一同頑張ります!

posted by 安田和弘 at 16:58| Comment(0) | inthedog

2016年05月24日

10周年。ビーのこと。

お店が10周年ということで、今回からしばらく10年という年月を振り返る内容を題材にしてみようと思います。初回は自分の愛犬ビーについて。

DSC06703.JPG

ビーは現在推定11歳。引き取ったのが推定1歳、自分と暮らして10年になる。
なぜかこれまでに一度も性別を当てられたことがない。安田の犬だから?ビーという名前だから?決まって男の子と間違えられるけれど、正真正銘の女の子ですから!

俗に言う悪質ブリーダーのようなところから引き取ったのが10年ちょっと前。そこでビーグルだからビーと言われていた。名前は変える予定だったけど、ちょうど警察犬訓練所を止めたときで仕事探しに奮闘する日々。そんな生活が落ち着く頃にはすっかりビーで定着しちゃっていた。
とにかく人に甘えない、フラフラと人から離れるような犬でした。そんなビーが色んな人に可愛がられる犬に育ったのは当時とことんビーと遊んでくれた仲間たちのおかげです。

PA0_0002.JPG

とにかく当時は犬を育てるのに必死で、トレーナーとしての方向性が定まっていなかったのもあり、色んなトレーニング法を学ぶ度にビーに試す毎日。犬との暮らしで直面する苦労や分かっていてもついやってしまう感覚。そんな飼い主目線の気持ちをビーによって知れた。
留守番から帰ったら冷蔵庫の扉を開けていて、なかの食材、卵や野菜や肉、調味料を一式食い漁っていたのは今となっては良い思い出・・・。

お店を引き継いだ当初は今よりもっとお店に連れてきていた。いわゆる看板犬状態。どんな犬にも人にも上手に振る舞うし、犬が苦手な子のトレーニングでもビーがいる方が進めやすい。
そんなある日てんかん発作が起きた。最初、理由はさっぱり分からなかったけど、状況を整理していくとビーの睡眠不足や他犬への過度な接触によるストレスだと断定。このとき犬のストレスのキャパシティみたいなものを深く考えるようになった。それ以来はトレーニング目的でビーをお店に連れて来るのは止め、連れてきても長時間いさせないように気をつけるようにした。それらのおかげか、かれこれ5年は発作を見ていない。
セルフコントロールやストレスという本質もビーからたくさん学ばせてもらった。

DSC06950.JPG

ドッグトレーニングの発見や向上に繋がる一番の近道は犬自身から学ぶこと。ビーは自分にとって一番の師匠なのかもしれない。

ビーが高齢になってきて色々な変化が起こっている。
ひとつはビーの健康面。相変わらず食欲旺盛ではあるけれど、目の持病が悪化し視力はだいぶ落ちてきた。そのせいか最近散歩中に坂道などを怖がって歩かなくなるなど新たな問題が出てきた。大変ではあるけれどトレーニングでなんとか持ち直したいと奮闘中。

あとは自分の心情の変化。これが大きいな。
ビーを連れて旅行に行きたいと思うようになったり、とにかく色々な思い出を作っておきたいと感じるようになったこと。でも必ずしも自分が行きたい場所がビーにとって100%好きなこととは限らない。結局ニンゲンのワガママに付き合わせている部分もある。けれど、そんな道中でも、ちゃんと自分の言うことを聞いてくれたり、大きなストレスを感じないで旅行を楽しんで過ごしてくれたり。そんな社会化の成功とトレーニングの恩恵を前よりもしっかりと感じる。

タイトル通りにビーのことだけを綴ったブログになりました。本当はもっと書きたいことがあるけれど、あんまり自分の犬のことばかり書くのもアレなのでこのへんで。
最後に、これは皆さん当然に思う有り体な言葉だけど、

ビー、どうかこれからも健康で元気に。
そんで共に楽しく過ごしていきたいね。

DSC06991.JPG



posted by 安田和弘 at 21:08| Comment(2) | me

2016年05月09日

10周年記念イベントのお知らせ A

6月4日(土)に開催を予定している10周年イベントの続報です!
当日は8周年のときに好評だった写真撮影会を再びおこないます!

今回も
・藤が丘にあるレーザー加工機を使ったオリジナル雑貨やセレクト雑貨を取り扱うK.452さん
・岐阜で活動されているフォトグラファーMARCHEさん

とのコラボ企画となります!!

これまでにinthedogでトレーニングを受けていた方限定で
個別での撮影会をおこないます。
写真は2L判サイズの写真を3点に合わせてK.452さんに作成して頂いたinthedogのオリジナルフォトフレームも付けてお渡しします。

8周年のときに参加できなかった方、この二年で家族が増えた等で新たに写真を撮りたい方に!
フォトフレームは前回と異なる仕様となっており、撮影も前回から変化をさせていますので、前回からのリピートも大歓迎です!!

10317818_716904155034297_1944056046572917811_o.jpg
こちらは8周年のときに撮影してもらった写真とフォトフレームです!

開催日: 6月4日(土)
撮影時間: 10:30〜20:00
撮影時間: ひと家族20分
料金: フォトフレーム、2L判の写真3点と合わせて税込4500円
※写真とフォトフレームは後日お渡しとなります。

撮影は予約優先でおこないます。もしも当日、時間空いていれば受付可能です。
予約に関しては電話かご来店で受付します。
希望するおおよその時間帯をお伝え下さい。
犬同士の相性や予約の都合によりご希望の時間から多少ズレることもあります。
また当日も多少時間が変更してお待ち頂く可能性があります。ご了承ください。
予めご了承下さい。

Tel:052-778-0211

IMG_0252.jpg

5月10日(火)11:00より撮影会の予約を受け付けます。
皆様のご連絡お待ちしております!

尚、この日だけの特別セールやイベントも企画しております。
こちらもまたブログでお伝えしていきますのでお楽しみに!!

事前の申し込みは定員に達しましたので終了しております。
当日こちらの時間が空いていれば飛び込みで参加できるかも?!
posted by 安田和弘 at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | inthedog

2016年05月03日

芸は身を助ける

トレーニングに通う飼い主さんはそれぞれ目的が異なる。

パピーを迎え、将来良い子に育てたい。
通うことで犬に継続的な社会化をさせたい。
問題行動があってそれを解決させたい。
犬という動物を学びたい。
犬との暮らしをもっと楽しみたい。

DSC07791.JPG

自分としては共通して、犬との暮らしをより豊かにするお手伝いしているつもり。そんな十人十色のトレーニングだけど一番登場回数の多い道具といえばやっぱりクリッカー。
時に目的をもって、時にお遊びで。犬に様々な新しい行動を教えるための便利ツール。

〇〇な行動にお困りのあなた!こんな行動教えたら役立ちまっせ!
〇〇を怖がる子にはこんな行動を教えてみたらもっと自信がつくんじゃない?

そんなお話から新しい行動を教えてみよう、みたいな流れになる。で、無事に行動を犬が頑張って覚えてくれました!とここまでの流れは良い。ただ問題はその教えた行動を本当に暮らしに活かせているかというところ。今回はその辺の分かれ目について。

例題として「首輪に犬自ら顔を通す」という行動を新しく教えるとします。
普通の首輪だと顔から通すくらいの余裕のあるサイズだと散歩へ行ったら抜けてしまう。便利な道具はあるもので下記写真のような顔から通しても抜けない首輪があります。

DSC07777.JPG

この道具は犬が後ろに下がる動きをした瞬間、部分的に首輪が閉まる動きをするため抜けることがない優れもの。ヘッドが浅く首輪が抜けやすい柴犬などにはお勧めの商品です。
と、商品紹介はこの辺にしまして。

散歩へ行くとき首輪を付けようとすると逃げる。実はけっこう多い相談。散歩は好きなんだけど、捕まって身体を拘束されるのが嫌い。それがこじれると犬は意地でも来なくなる。そんなときに犬が自ら首輪に顔を通してくれたら?そりゃ飼い主からしても楽だし、犬としても楽しく散歩へ行けるってことで悪い話じゃない。
そんな訳で、見事トレーニングで首輪に顔を通すように犬が覚えてくれました!それ以降散歩へ行くときにも逃げなくなって大助かり!という飼い主さんもいれば、結局練習するときには顔を通してくれるのに、いざ散歩へ行くとなると何故か上手くできない、という飼い主さんもいる。
この違いはどこにあるか。
それはトレーニングの計画性と、犬の学習の理解、後はハンドリングだと思う。

DSC07764.JPG

トレーニングには計画性がいる。首輪を通すことを覚えたら次は場所を変えてみたり(玄関や庭)、姿勢を変化させてみる(飼い主が座る、立つ)それも出来たら今度は決まった時間以外にも抜き打ちで練習してみる(犬が寝ているときに呼んでいきなり始める)
そうやって様々な状況でも出来るようにする。いわゆる般化トレーニングを重ねていく。

後は犬の学習を理解すること。よく練習ではオヤツをあげるのに何故か本番(散歩へ行くとき)にはあげない方がいる。本番でこそオヤツをあげるべきなのに。また、覚えたての行動に苦手意識を混ぜるのも厳禁。例えば捕まえて苦手なブラシをしたいからと新しく覚えた行動を使ってしまうといったこと。追々やるならともかく、最初はやはり嬉しい結果のときにこそ使うようにしておきたいところ。

そしてハンドリング。首輪に通すという行動のポイントは、飼い主からは首輪を犬に近づけないこと。あくまで犬が自ら顔を通すという所が重要。けれどお散歩に行くときはその間を待てず、つい焦って首輪を犬に近づけてしまう。で、犬はそれに焦って首輪から逃げる。最後は無理矢理、騙し騙しに付ける。そうして次の機会からは犬は警戒し空気を読んでしまい、また騙し騙しという悪循環。

このように考えるとトレーニングを物にするためには努力と忍耐が必要です。そこを気を付けないとせっかく教えた行動も一芸止まりで終わってしまう。
芸は身を助ける。
この言葉の通りにするために、目の前の結果に焦らず計画的な練習をしていきたいものですね。ドッグトレーニングの醍醐味は努力が実った瞬間を実感できた時だと思うから。





DSC07748.JPG
おまけ
こどもの日にちなんだ一芸です(笑)


posted by 安田和弘 at 19:28| Comment(0) | ドッグトレーニング