2015年11月19日

食べ物をつかうということ 前編

inthedogではオヤツ乃至フードはトレーニングにおいて必須な存在。inthedogお馴染みのクリッカーという道具も必ず食べ物と関連付けているし。
今回はそんな食べ物を使うトレーニングについて語ります。

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自分自身トレーニングで食べ物を使うということに抵抗感は全くない。そう思う最大の理由が犬という動物は損得勘定によって行動するものだと理解しているからだと思う。
それは人間も根本は同じ。動物は自分にとって好ましい結果に繋がる行動を繰り返し、悪い結果に繋がる行動はおこなわなくなる。それが学習の基礎であり、真理だろうと考えてます。

犬という動物はいつも人を喜ばせたい、人を癒やしたい、そんな風に脚色される。でも実際はどうだろう。
例えば災害救助犬。訓練の仕方は様々だけど自分が経験している訓練は瓦礫のセットの中に身を隠し、犬がその場所を五感を駆使し当てられたら、中から出てきて思いっきりオモチャで遊んであげるという訓練法だった。
介助犬。不自由な人を助ける素晴らしい犬。ただその訓練にはクリッカーを使う。財布を飼い主に拾ったときにはオヤツがもらえる。
そういったサービスドッグという存在は本当に素晴らしい。きっと多くの人たちが自然とそう感じるだろう。でもそれは人を助けたいという犬の気持ち??それが犬のモチベーションになると思ったら間違いだ。
素晴らしいのはどんな状況でも指示が聞けるように教えこんだトレーナー、ユーザー。なによりも難しい訓練をこなしてくれた犬の努力に対して評価をするべき。

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話がちょっと逸れたけど、食べ物という存在は家庭でのしつけにはもちろん、難しい訓練をおこなうときにも、問題行動の改善にも。犬との暮らしを築くにはかかせない物だと思う。

利点は多い。
まずは使いやすさ、手軽感。ご褒美としては食べ物以外にもオモチャ遊び、撫でる、時に匂いを嗅ぐ、リードを外して自由にできるなどたくさんある。その中でも食べ物はすぐに与えられるし、褒めることに時間がかからない。おもちゃ遊びなどは一回一回ご褒美としては時間がかかりすぎるため、使えるシチュエーションは限定されやすい。

次に様々な状況において万能であること。撫でるというご褒美はいつでもどこでも嬉しいか?時には触られることが嬉しくないときもあるだろう。食べ物は満腹でもない限り、いつでも食べれば美味しいという結果になるため、どのような状況でもご褒美としての効き目がある。

そして誰でも使えるということ。撫でることは相手によって嬉しさは変わりやすいし、おもちゃ遊びは上手い下手があり慣れていないとツマラナイと思われる。それらと比べ、食べ物はあげれば誰からでも美味しいし、知識はいるがテクニックは他ほど必要ない。
とは言ってもより効果を高めるための工夫はたくさんあるし、なによりトレーニングはタイミングが命。ただ適当にあげれば良いという訳では断じてないのでお間違えなく。

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まぁ実はここまでは前置きのようなもの。次回には食べ物を使ったトレーニングのデメリットや弊害についてを綴ります。

posted by 安田和弘 at 20:27| Comment(0) | ドッグトレーニング