飼い主様に伝えるのと学生に教えることは大きく違うなと昨年痛感。
今年は自分の立場から教えたいこと、伝えたいことを考えて授業をしてきました。その成果を見れるのが試験ですね。
どの程度生徒が理解してくれているのか、確認できるのは嬉しいことです。まぁ生徒からしたらたまったもんじゃないでしょうけれど。
擬人化しないで犬を見てほしい、これは授業の中で一つのテーマでした。
また間違った情報に惑わされないよう、正しいことを伝えられるようになってほしいという願いもありました。
散歩中の犬に会ったとき、触りに行こうと近づいて吠えられてしまう方がいらっしゃいます。
そんなとき決まって聞かれること
あの犬はなんでしっぽを振っていたのになんで吠えかかってきたの?
間違って広がってしまった定説。
「尻尾を振っているのは喜んでいる証拠」
この情報が広がっているのは非常にマズい。
犬の尻尾(しっぽ)というのは感情の度合いを表しています。嬉しくて喜ぶときも尻尾は振りますが、怖い人に出会って恐怖に立ち向かおうと自分を奮い立たせるときも尾を激しく振ります。
情報に惑わされてしまう良い例の一つではないでしょうか。
尻尾はあくまで感情を読み取る目安の一つです。それ以外にも目の動き、耳の動き、口の開き方や形、重心の掛かり方なども感情を読み取るときは助けになりますね。これらを合わせ見て感情を読み取ったりします。
でも、そもそも感情って単純じゃないと思う。笑っている人間が皆幸せとは限らないように、犬の感情を理解するためにはもっと広い視野で考えなければいけません。
それ以外にも社会化の大切さや、正しい犬の触り方など、トレーナーという職業に就かなかったとしても動物業界に入る限りは知っておいてほしいことは本当にたくさんあります。
犬という動物がもっと社会で認められていくためには、正しい情報が伝わることが大切。
学校で学んだ生徒達が将来そうなってくれることを願っています。
いかにも触ってほしそうな期待に満ちた顔!